― 響き合う命、竹が紡ぐ未来 ―
「竹凛共振プロジェクト」は、北九州市を拠点にした取り組みで、竹害問題を解決しながら、竹の再生力と命の響きを環境保全・芸術・教育・地域再生の分野へ活かす活動を展開しています。このプロジェクトを通じて、人と自然、そして心と心が「共振」する新たな価値の創造を目指しています。
竹楽器の開発・演奏をはじめ、環境教育や地域イベント、アート活用など、多岐にわたる活動を行い、持続可能な未来へのメッセージを発信しています。また、これらの活動はSDGsの理念と深く結びついており、地域再生とインバウンド観光を推進する重要な要素ともなっています。
【主な活動内容】
■竹楽器の開発と演奏
竹チェロや竹ヴァイオリンなどの独自の楽器を活用し、音楽を通じて竹の可能性を広げます。
■環境教育プログラムの実施
大学やESD協議会の市民講座などの教育機関で授業やワークショップを通じて、竹害問題とその解決方法を学びます。
■地域イベント・コンサートの開催 竹をテーマにしたコンサートやワークショップで地域活性化を目指します。
■竹材を活用した竹灯り・アート作品など、デザイン面で竹の新しい価値を提案します。
■観光資源としての展開 北九州観光コンベンション協会や旅行会社、ホテルと連携し、インバウンド観光の促進を図ります。

『竹凛共振物語』
【始まり】
一本の竹との出会い
秋の夕暮れ、竹林の静寂の中で私は一本の竹と出会いました。
その竹は、まるで風のように語りかけ、透明な響きを放っていました。
耳をあてると、そこには生命の鼓動が宿るかのような振動があり、私は直感しました。
これは大自然からのメッセージだ。
竹の声を楽器に託し、人と自然をつなぐ音楽を生み出そう。
そうして生まれたのが「竹チェロ」でした。
【共鳴 】
響き合う仲間と音楽
竹チェロの誕生は、多くの仲間を呼び寄せました。
竹笛が風を運び、竹太鼓が大地を鳴らし、竹チェロ
・竹バイオリンが森を揺らす。
竹そのものがひとつのオーケストラとなり、人と自然が共鳴する音楽が生まれました。
その響きは、ただの演奏ではなく「大地の祈り」として、人々の心を震わせていきました。
【実践 】
竹害から共振へ
「竹凛共振」の歩みは、音楽だけにとどまりません。
放置竹林を整備し、そこから生まれた竹を楽器や竹灯りに蘇らせました。
学校や地域でのワークショップを通じて、子どもたちに竹の命の物語を伝えてきました。
その結果、竹は「害」ではなく「希望」へと姿を変えていったのです。
【未来】
世代を超えて響くシンフォニー
竹との出会いから十年。
私たちの活動は、ひとりの夢を超え、世代をつなぐ現実の物語へと育ちました。
これからは次の世代が竹の楽器を奏で、自由に創造的に響きを紡いでいきます。
私たちは竹とともに
自然と人が調和する未来を築くこと
音楽を通して喜びと感動を分かち合うこと
竹の命を未来へつなぐこと
を使命として歩み続けます。
【ナチュラル・ハーモニー】
竹林での神秘的な出会いは、今も私たちの心に響いています。
「竹凛共振」
それは、夢ではなく現実に息づく希望の道。
竹の声は、人から人へ、世代から世代へ、そして地球の未来へと伝わり続けます。
その響きはやがて、地球全体を包み込む大きなハーモニーとなるでしょう。
自然と人の調和 ― ナチュラル・ハーモニー。
それこそが、竹凛共振の歩みの先に描く未来です。